BLOG ブログ

2012年度 三振

練炭による三人連続殺人事件と、大阪の2児放置死事件について、夫が言いました。「カナエが死刑でサナエは懲役30年ということだが、カナエの罰はもっと軽くてもいいのではないか」「3人とも殺したのだろうが、結婚相手や交際相手として、ラブラブメールを送ったり手料理を作ったりして大サービスし、男を喜ばせ、幸せな気分のうちに安らかに薬を飲ませて手際よく殺害している」「一方、サナエは幼い我が子を糞尿まみれで飢えさせて長期間放置し、苦しみと絶望のうちに死なせたから、こちらの方がひどい」夫なりに事件を見ているのだな、と感心しました。

青色申告会に入会して3年、近所の床屋さんに「青色申告会の総会には行った方がいいですか?」と尋ねると、「そりゃ、新しい人に来てもらえたらありがたいよ」との返事だったので、出席してみました。マンションの集会室で開催されたそれは、まさしく「敬老会」でした。要は個人事業主の集まりで、おおむね不動産を持っている方々、そうでなければ床屋さんです。これまでに見たことがないほど、地に足のついた集団でした。

息子の通う都立高校には、9月の文化祭のだしもの「国際男児」という名物があります。男子の人数が少ない高校なので、存在感を出すために始めた、上半身裸の集団でソーラン節を踊る、というものです。入学前から、息子はこれの「総長」就任を目指していました。あいにく、もっと目鼻立ちがはっきりして華のある男子が総長に選ばれ、息子は副総長になりました。

この年、在留関係に大きな変革がありました。一定期間居住する外国人も住民票に記載されることになったのです。そして、外国人登録証が「在留カード」に変わりました。在留の仕事はあまり受けない私ですが、基本的なことは研修に参加して勉強しました。

銀座線の中で、男性友人と「出身は松本?」というような会話になったとき、不意に背後の全然知らない人がにこにこして、「失礼ですが、松本の方ですか?」
と問いかけてきました。聞いてみると、その丸顔の男性は、松本深志高校の4年後輩でした!すっかり意気投合して、渋谷で3人で飲むことになりました。

息子の所属する野球部はいつも人数がぎりぎりで、試合に勝ったことがありません。春の大会、私立男子校相手に9回までやれたものの、9対0で負けました。「女子がいるという点しか、今日の相手校には勝ててないよな」と軽口をたたいたら、「ううん、あんなに部の人数が多かったら、絶対嫌いな人がいるはずだけど、こっちは全員仲良しだからそこで勝ってる!」と反駁されました。

松本の母が、コカリナという楽器のサークルにいつの間にかはいっていました。がんばって楽譜も読んでいるようです。#と♭のことがよくわからないようなので、鍵盤ハーモニカで練習のお相伴を務めながら教えました。

行政書士会目黒支部では、総務部長として支部名簿を構築することになりました。人事SEの本業発揮です。excelでもらった名簿を多少加工して、accessに移すことにしました。これまで支部長が変わるたび、ラベル出力のシステムも変わっていたらしいです。accessがあれば、一元管理で簡単にラベルを出せます。会員番号、行政書士登録日、メールアドレスを加えました。年会費納付情報も、支払日を入力することで把握しやすくなりました。

目黒在住ですが、世田谷区に1年ちょっとだけ住んだときのご縁で、世田谷立教会に参加して15年になります。この会の幹事を長年務めている先輩女性から、「そろそろ役員会にはいってもらえませんか?」と年賀状に10年くらい連続で書かれて、新司法試験にも見事三振し、一区切りついたことですし、腹をくくって引き受けることにしました。役員の先輩方は、息子の赤ん坊時代や応援団のものまねをしていたことをよく覚えていたので、びっくりしました。

韓国の大学で教鞭をとっていたmixi友達のパチモン学者が、契約を打ち切られて帰国することになりました。大阪で行政書士として開業するそうで、mixiネームから「学者」が外れました。未経験ながら、93年から登録しているので、番号だけみるとベテラン行政書士のような雰囲気です。

9月17日、息子がキャプテンになって最初の高校野球秋季大会が多摩地域のグラウンドでありました。くじ引きで、シード校の位置での初戦です。0対26、5回表コールド負け。その日は高校の文化祭です。国際男児を副総長として踊るため、親子で飛んで帰りました。

これまで支部長から、「東京都行政書士会本部の選挙管理委員をやって」と頼まれていたのですが、逃げた実績が2回あります。また声がかかり、三度目の正直で就任しました。初回の委員会では、知らない人ばかりが10名集まり、ぎくしゃくした感じでした。ただ、同年配の女性が一人いたので、その後、ランチに誘って仲良くなりました。

11月17日、支部の新人交流会を開催しました。登録して日が浅いメンバーは、同じような新人と知り合ったり、先輩の話を聞くことで、ずいぶん安心したようです。私のときにもこういうのがあればよかったのに、と思いました。

1月21日、近所の区立体育館の教室「シェイプアップエアロ」に通うことにしました。長らく運動をしていなかったので、けっこうたいへんでしたが、だんだん慣れて、体を動かすのが楽しくなってきました。

学生時代、協力して「東京六大学体育会連盟」を立ち上げた男友達に対して訴訟を起こすことにしました。商売がつぶれる、と10年前に泣きつかれて50万円を貸したものの、1円も返ってこないのです。簡易裁判所の相談窓口で、用紙に書き込んでいく簡単な方法で少額訴訟を起こしました。ところが、2月4日の期日が郵便不受理再送で3月4日に延期されました。その間に夫とともに、住所と商売をしているはずの場所、計4カ所を探索しました。いずれも気配がありませんでしたが、不思議と二度目の郵便は届いたようです。当日、相手は出頭せず、少額訴訟特有の簡単な「答弁書」に、ボックスチェックや書き込みで、請求内容は認める、話し合いを希望する、月5万円の分割払いで、と書かれていました。「絶対初回から払いませんから、判決でお願いします」と裁判官に頼み、即日判決をもらいました。これで、時効が10年延びました。