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2019年度前半 意外なスカウト

4月には毎年、行政書士の支部総会が開催されます。2009年に初めて総会に参加した時、会議中に食べるようにと、ちゃんとしたサイズの弁当が出てきました。すると、その後の懇親会のコース飲食がきつかったので、
「もっと軽いものにしましょう」
と提案して、翌年から軽食を準備する係になりました。店はいくつか変えながらも、ありきたりのサンドイッチではなく、ソフトフランスとか、バンズとか、そんなのを選んできました。ところが、ここ数年お願いしていた、評判のいい中目黒の店が無断で千葉に移転してしまい、途方にくれました。そこで、食べログ友人などのネットワークをフル回転させ、総会の会場に近く、パンも具もおいしいサンドイッチを必要数準備してくれる店を無事に探し当てたのでした。

4月24日の支部総会は、会員120名中40名が出席するという、前代未聞の高い出席率となりました。いえ、サンドイッチ目当てに集まったわけではなかったようです。その場で、2期目の支部長を務めることが決まりました。

その頃、新年度初めての支部長会が開催されました。前の期は33支部中8名が女性支部長でした。いくつかの支部で交代があって、女性支部長は7名となりました。ところでこの女性支部長の面々、軒並み身長が高いのですよ。7名を見比べてみたところ、160cm弱の私が一番小さかったのでした。

5月、草加の健康センターに出かけました。帰りのマイクロバスの運転手さんが女性でした。出発まで時間があったので、近くに座って、
「私も大型免許持ってるんですよ」
と話しかけました。すると、運転手さんが自分側のドアを開けて店内に駆け込み、しばらくして戻ってきて、
「今、お仕事されてますか?」
と聞いてきました。
「従業員募集中なんです」
バスの運転手としてスカウトされてしまいました

「いやー、すいません、本業あるし、住所が渋谷の方なんですよ」
と笑って断りました。それでも、試験場や教習所、運転しやすい車のサイズなど、他の人とはまず共有できない話を楽しくしたのでした。

翌年の東京オリンピックチケットの申し込みと抽選が始まりました。ややこしい登録作業、探しにくい種目選択画面とさんざん格闘しました。ヨット部出身の夫のために、江の島の決勝戦に行きたかったのですが、落選。一人で見ようと思った女子重量挙げも失敗。笑顔がすてきなタイの金メダリスト、ソピタ・タナサン選手を見たかったのですが、このクラスに我が国のスター、三宅宏美が出ることをすっかり忘れていました。当選確率は8分の2でした。
「テコンドーの決勝戦が当たって、二人で見られるなら御の字」
と夫が喜んでくれたから、よかったです。

6月23日、息子の卒業した都立国際高校の、「OP会」という親の会(オールドPTA)の「Foreign Food Fair」というイベントが開かれました。平たく言うと、料理持ち寄りパーティーで、諸国の料理を味わえる、というやつです。役員をしていた夫は何度も出ているのですが、今回は料理を持って参加したいということで、私も巻き込まれました。着いてみると、ママたちがいそいそと盛り付けをしたり花を生けたりしていたので、数少ないオヤジたちと、
「乾杯の練習をしましょう」
「何回もしましょう」

と、早くから飲んだくれました。さまざまな料理を食べられて、楽しかったです。自作ではなくてもいいとのことで、買ってきた総菜も並んでいました。私は気持ちよく酔っぱらい、運転手の夫は全く飲まずに帰宅しました。

7月14日、第三回デリシャススマイル杯という大会を見に行きました。歴史がまだ浅く、出場校は少ないのですが、夫の勤務先の会長がレスリング経験者で、大学女子の団体戦を主宰したいという志で始めたものなのです。
「選手の皆様が当社に就職したいということなら、喜んでお迎えします」
と開会式のあいさつでアピールするほど。レスリングの試合を見るのは初めてですが、スピードがあり、持ち上げたりひっくり返したりとなかなかの迫力で、実に興味深いのですよ。すっかりファンになってしまいました。結局、この試合は日体大が制して、団体戦の優勝を飾りました。
https://www.nikkansports.com/sports/news/201907140000582.html

7月末、酔っ払って遅くに帰宅した息子、朝になって2Fに降りてきて、
「ちょっと電話貸して」
と、子機を持って自室に上がりました。もうこれでわかりました。スマホを失くしたに違いありません。大学時代にやはり酔って2回紛失、これで3回目。
「前の経験から、LINEなんかはPCでできるようにしてあるだろ?」
「それが、最近故障でスマホを交換したばかりだったから、まだ新しい端末をPCと連携してなかったんだよ」
ところが、今回は幸い届け出があったそうで、初めて警察署で実物を引き取れたということです。

8月8日、「東京六大学落語会」という行事があり、世田谷立教会で参加しました。永田町の国立演芸場です。200席くらいの会場ですが、満員となって、噺家さんたちもごきげんでした。東大の人は、
「私がいるから、初めて六大学でできたんですよ!」
「みんなメールの返事も全然くれないし、事務処理は全部私がやってんです!」

と大アピール。なかなかおもしろい企画でした。

夫の実家である名古屋のお化け屋敷を取り壊すことになり、いろいろ持ち帰ってきます。捨てる、と夫が以前電話してきたのが破れ三味線。楽器ならなんでも好きな私が、もったいないから持ってくるよう頼みました。すると、それは小さなトランク程度の箱でした。なんと、棹を順次差し込む、組み立て式の三味線でした。ネコの皮で修理されるといやなのですが、一度鳴らしてみたいので、まずは修理代の調べからです。

息子、夫に卒業旅行の借金をやっと返し終わったと思ったら、またカード引き落とし額が足りなくて貸してほしいようなことを言ってきました。
「安い寮に入って、朝夕食事を出してもらって、土日はもれなく実家に帰ってきて無料で母の料理食って、どうやったら足りなくなるんだ!」
と何度も叱りつけました。息子に言わせると、
「大学卒業直前は、ずっとやってた塾講師に加えてホテルのウェイターもやって、月20万円もあったんだよ。それに慣れちゃったら、今の手取りが少なくて」
「冬のボーナスもオヤジへの返済で消えちゃうなあ」
だそうです。どう考えても、手取りの範囲で暮らせないのは本人が悪いです。