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1994年度 蛮勇ふるって

前年度2月の人事大異動で、営業部から2年上の男性主任が人事課に移ってきました。

そして、年度末に特に不仲だった一般職女性が退職し、入れ替わりで入社した新人を指導することになった。

人事基幹システムの管理や開発も自分が中心となって行うことに決まりました。上司からは「あまりオタクにならないでくださいよ」と釘を刺されましたが、一人で全体を見る立場になると、さらに統合できる点が多々あることがわかり、業務改善につながりました。

男性主任は自己の裁量で業者を選定して新卒採用事務のデータ処理を外注し、業務を合理化しました。今まで共通ノートに書き写したり、資料を手発送したりしていたあの苦労は何だったのだろう、と思いました。新卒採用は季節ものなので夏までの多忙は変わりませんでしたが、残業時間が大幅に減ったのはありがたいことでした。

そして、人事システムの日常的オペレーションは新人が受け持ち、プログラムの設計は私が行う、というすみわけをしました。

年が変わって関西では大震災が起こりました。自分に直接の関係はなかったのですが、兵庫在住の、自動車部時代の良きライバルというか親友になかなか電話がつながらず、やきもきしました。勤務先に連絡をとったら、無事、話をすることができました。

2月、待望の妊娠が判明。そこへ、夫の会社から、もう少し広い社宅(47平米3K)への移転を打診されました。私の職場にぐんと近くなるし、保育所事情もよい地域とわかりました。

どんな妊娠出産ガイドにも「妊娠初期の引越は厳禁」とありましたが、会社都合によるため転居費用もお任せパックで全額負担してもらえることとなり、即決。蛮勇をふるって引越を強行しました。